JEPC会員の皆さま、新年明けましておめでとうございます。
JEPCは本年11月を持ちまして30周年を迎えます。イベント業界としましては一番伝統のある協会として会員の皆様の温かい支援の賜物と改めてお礼申し上げる次第であります。
30年前を振り返りますと、まだ「イベント」の言葉はなく、日本経済新聞の文面では「催事」と言われていました。「催事」では企画と実施の全容を言い表すことができないと考えたのか、紙上では当時流行していたプロレス業界で使われていた「エベント」を使い始めました。その後数年を経ずして「エベント」では[events]をそのままローマ字読みであり、英米で「イベント」と発音しているからこれに統一しようとしました。
曖昧さを得意としている日本語は、案の定、「イベント」を[events]の領域をはるかに包括した、博覧会・展示会・スポーツ・文化展・コンベンション等広範囲に取り入れ、現在に至っています。しかしこの広範囲な概念は国外に逆流して受け入れられ、現在は和製「イベント」が標準認識され、イベントISOなる言葉まで普遍化されて、ロンドンオリンピックを支えたことはまだ記憶に新しいことと思います。
イベント業界は古いようで新しい業界であり、『言葉』で追いかけますと以上のようなことになります。たったの30年とは言っても目覚ましい発展をしました。我が国の戦後70年にわたる高度の経済発展にも展示会・博覧会・スポーツ・文化等「イベント」が深く寄与してきました。しかし過去を懐かしむばかりでなく、今年の30周年を迎えてイベント業界が何を求めていくのか、大きな節目の年となります。
あらゆる面で日本を取り巻く環境は変わってまいります。どんな時代になろうと、感動をお届けするイベントスタッフは観客が感動することを得て、実はそこにいるすべての人々から感動を与えられているのだと、とても幸せな存在なのだということをこれまで以上に意識する次の30年となります。
イベントに携わることを通して自分たちがもっと感動しましょう!その感動がより強くイベントの観客、出演者、スタッフ、企画者等々のステークホルダーに伝われば、感動のイベントは日本を更に明るくすることでしょう。感動と笑いの多い国は「幸せの国」です。ご一緒に次の30年の第1ページを開きませんか?2016年はそのような年にしていくために会員皆さまから一層のご支援・ご鞭撻をお願い申し上げます。
一般社団法人日本イベントプロデュース協会
理 事 長 松平 輝夫
(株式会社縁エンタープライズ 代表)
西暦2016年、平成28年、申歳は、一白水星(昭和56年、47年、38年、29年、20年、11年、生まれ)の運勢は九星の星の中で一番と言って良い「福徳運」である。誠意と熱心さで万事が好調な時と、高島易断は占う。知識人や行動的な人物との交流を求めれば、大いに発展を得られ、商運や交渉事も成立しやすい福徳運。 何事に対しても信頼関係を第一として、信念と確信をもって努力すれば、やがて努力の花は咲き期待以上の収穫を得ることができる。対人関係では「一期一会」を大切に心がければ運気はますます上がる年であると。
今年、全国本部が30周年を迎え、来年は関西本部が30周年を迎える。新年に当たり、諸事順調に運び、協会全体がますます活性化することを祈ります。
副理事長/関西本部長 寺島 義博
(技研愛・北京会展服務有限公司 副総経理)
今年、JEPC設立30周年を迎えることは、これまでの諸先輩方々の素晴らしい功績の賜物であり大変感謝をいたしております。
福岡(博多)では九州新幹線全線開業5周年を迎え、博多駅前再開発を始め新しい博多の顔が登場すると思われます。
また、福岡国際ターミナル増設等、 九州の観光地を始め様々な企業もインバンド需要による大きな伸びが期待され、
アジアの玄関口「福岡・博多」の新たなる幕開けとなることを願っています。
副理事長/九州本部長 毛利 良二
(株式会社ワンシップ 取締役)