「イベント」は、常に時代の先を見据え、新たな希望を提示し続けてきました。
古くは1964年の「東京オリンピック」、1970年の「大阪万博」などの国際的なビッグイベントをはじめ、数多くの見本市・展示会、祭り・フェスティバルを通し、日本に新たな時代を創り出してきました。それらのイベントを先頭に立って創り支えてきたのが、イベント産業に従事するイベント・プロフェッショナルたちです。
そして、今、時代は大きく変わりました。
私たちの身の回りのメディアの状況は激変、ソーシャルネットワークが主軸となり、人と人との「ふれあい」「つながり」「絆」は、ソーシャルからリアルなイベントまで求められています。また、環境問題を含むサスティナブル(持続可能性)な意識の高まりから、2012年ロンドンオリンピックで、イベントISO「持続可能性をテーマとしたイベントマネジメントの国際規格」が初適用されました。
イベントの在り様が大きく変化している時代に、
イベントを創る人材は、今までと同じでよいのでしょうか?
イベントに関わる人材は、さまざまなイベントのプロをはじめ、協力者、または会場施設や人材派遣会社、そして、イベントを発注するクライアントの担当者など多岐にわたっています。
イベント制作には、プロシェッショナルな知識・知恵、そして技術・技能が必要です。
時代に適合した「コンセプト」や「テーマ」、制作上の「品質」や「生産性」、そして「利益創出」や「安全管理」などのレベルを、現代的な課題に合わせて引き上げようとするには、新たな人材の育成と職務能力の向上が急務です。
そして、そのための職務能力評価システム(スキル標準、評価・資格制度)の整備は、極めて重要となります。
創設から18年、「イベント業務管理者」資格は「業務管理”士”」資格として刷新、新たな資格制度としてスタートします。
イベントのプロである皆さまにこそ、新時代を創るイベント・プロフェッショナル=「イベント業務管理士」資格に挑戦していただきたいと思います。そして、イベント業界のキャリアパスとして、十分にご活用いただきたいと思います。